設備案内

鋼板の「ブランク(形状切り)加工」に使われる機械です。
小学生のころ、晴れた日に虫眼鏡を使って紙に穴をあける実験をしたことがあると思います。「虫眼鏡で太陽を見てはいけないよ。目が焼けるから」と注意を受けたこともあるでしょう。レーザー加工の原理も同じで、レーザーという光エネルギーを特殊なレンズで絞って(集光して)鉄・ステンレス・アルミなどの鋼板に照射し、溶かして貫通させます。溶かしながらまっすぐ走らせれば「切れ」ます。円周状に走らせれば丸穴が開きます。
丸や四角だけでなく、異形・複雑などの自由形状の切断が可能です。

鋼板の「曲げ加工」に使われる機械です。
先端の尖った「パンチ(上型)」を鋼板に押し込んで曲げていきます。受け側にはV溝加工された「ダイ(下型)」があり、押し込み量を調整しながら角度を調整していきます。板厚・材質・曲げ角度・形状によって様々な制御が必要になるので、NCに各種設定を行なって画面上でシミュレーションをしてから実際の加工を行ないます。
金型や加工方法を変えることによって、つぶし曲げ・大きなR曲げ・円すい曲げなども可能です。

鋼板の「ブランク(打ち抜き・穴あけ)」に使われる機械です。
「タレット」と呼ばれる金型ホルダにさまざまな形状や大きさのパンチング金型をセットし、自動で交換しながら鋼板を打ち抜きます。金型の仕組みは、書類などに使用する「穴あけパンチ」と同じです。
レーザー複合機でもあるので、単純形状の穴あけは金型で行ない、異形穴や外周などはレーザーで行なうなど、製品の特性や材質・板厚によってパンチとレーザーを使い分けながら使用します。